聖杯戦争における聖杯システムを構築した始まりの御三家のひとつ。魔術の名家で錬金術に対する造詣が深い反面、戦闘ではやや見劣りする。そのため、戦闘能力に秀でた衛宮切嗣が迎え入れられた経緯をもつ。かつて辿り着いたという一族の結論にして悲願、第三魔法「ヘブンズフィール(天の杯)」を求めて聖杯戦争に身を投じている。
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その他
冬木の聖杯戦争を確立させた御三家の一つ。いわゆる「Fate/stay night」「Fate/Zero」(著作:虚淵玄)の中心に存在する一族である。
「Apocrypha」では、第三次聖杯戦争によって大聖杯が強奪されたことにもめげず……というかめげる精神を持っていないらしく(彼らが諦めるとしたら、最高傑作であるイリヤスフィールでも第三魔法に至らなかったときだとか)、奇跡の再現が行えないものかと腐心している。それに伴って、閉鎖的だった彼らもやむなく別の魔術師たちと繫がりを持つようになり、ムジーク家はそのどさくさに紛れて、ホムンクルスの技術の一部提供を受けた。もっとも彼らにとってみれば、子供に持たせる玩具程度の技術しか教えていないので、問題ないのだが。
ムジーク家はユグドミレニア一族であることを伏せていたが、当然のようにアインツベルンは承知している。だが、大聖杯は唯一成功したユスティーツァモデルを分解したものであり、それが起動するのであればと協力した。