十代後半の少女。接触する三人のうちの一人。先天的な超能力者。
礼園女学院の生徒。礼園の生徒はめったに外出を許されないが、定期的な診断の為、月に二回の割合で町に出ている。事件の原因の一つ。
温和で受け身な性格だが、一度たがが外れると自分では止まれないタイプ。ある感覚に乏[とぼ]しい為、常識を理解できていても実感できていない。生の実感がない式とは似て非なるもの。
単純な数値比べなら、物語中最高の性能。
事件後半、痛みで思考が麻痺[まひ]した彼女は、しばし幼年期に戻っている。
浅上藤乃は橋の上へ。懐かしい、夏の雨に打たれる為に。
人名