アンタレス・スナイプ。“黒”のアーチャーことケイローンの切り札、輝く星を射出する狙撃宝具である。射手座の概念の具現化であるが、射手座が無ければ発動できない訳ではない。追尾機能は無論のこと、発動させる際に真名の解放や魔力の充填などは一切必要がない。何しろ、夜空にある限り「射手の星は蠍を狙い続けている」のであり、必要なのは引き絞った矢から指を離すかどうかだけなのだから。副次的な効果であるが、本編同様に宝具を発動したとしても悟られる可能性が極めて低い。ただし、狙撃可能なのは一夜に一度だけ。通常の聖杯戦争の平均開催期間を考えると使用できるのは十四回が限度だろう。
ランクは高いものの、難点として攻撃力には特筆すべき部分がないので運用の際には、可能な限り一撃一殺を心がけなければならない。
モードレッドとの戦いの際には、鎧の弱点が見えてこなかったために逃げられることを憂慮し、使用を控えた。
宝具