ジャイアントなのかグレイトなのか、はたまたガルガンチュアだったりしたらどうしようとか、とにかくでかい秋葉。もうナイムネとは言わせない。頭にしか当たり判定がないくせに攻撃判定は腕にある、はたまた目から光線を出す……と、どこかの格闘ゲームのラスボスを思い出すような仕様が非常に渡辺製作所っぽい。
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人名 · 現象
メルブラ名物(?)、タタリ最大の悪夢。驚異のケミカル物質・まききゅーXによって巨大化した秋葉お嬢様のコト。あんなに巨(おお)きいのに貧(ちい)さいという矛盾……!
巨大な拳によるはんまーくらっしゅ、目からビーム、ドリルアームと武装も充実。これでロビーの壁からミサイルが発射されてたらパーフェクトだった。
……とは言うものの、当時はやりすぎという声もあり、秋葉さん好きの方の半分からお叱りをいただきました。てへ。今になって見れば、悪ノリしすぎたと反省できる。当時は歌月十夜でたいていのコメデイはやってしまった事もあり、ライターの頭もネジが二三本ぶっ飛んでいたのだろう。そうだよそうだよ。冷静になってみれば、G化させるのは秋葉じゃなくてシエルだろうに……!(※間違いです)
ともあれ、当初はただドットを二倍拡大しただけの簡易ボスキャラとして考えられていたもの。メルティブラッドは五つの最終面があり、どの最終面も違うボスキャラにしたい、というライターの希望があったのだ。しかし五つものボスキャラのドットパターンなど描ける筈もなく、結果として、“元からあるキャラに何らかの変化を加えたボスキャラ”という案に落ち着いたのである。
が、そんな寒いアイデアを渡辺製作所のスタッフは本気で返してきてくれたのでした。「どうせならアポカリ〇スにしましよう」。ア〇カリプス大好きなライターが賛成したのは詮方なきコトである。
でもまあ、このメチャクチャさがメルティブラッド。Gをやってしまえば、もう後は何をやってもオッケーだからなっ!