吸血種の中でも吸血鬼、と呼ばれるモノたちの大部分をしめる吸血種。……ああ、もうワケがわからないなりよキテレツ!
元々は真祖が用意した食事めいたもの。真祖は自らの吸血衝動を抑えきれなくなった時の為に、あらかじめ人間を用意しておいた。もちろん逃げ出さないように血を吸って、自らの支配化において、である。
これが死徒の大元で、血を吸われた人間も真祖と同じように吸血行為をするようになる。もっとも、この場合は生き残るための手段としての割合が強い。長い寿命を持つ真祖に仕えるには、その使徒も長寿でなければならないのだから。
他者の血を吸うようになった人間は、いつからか吸血行為そのものに優越性を感じ始め、自己の能力を強化していく。そうしてなんとか自己の意志を強化し、真祖からの支配を逃れた人間は人の世界に逃げだして、自らを保存するために吸血行為を繰り返す。
……こうして死徒と呼ばれる、人間から成ってしまった吸血種が誕生した。
この、もっとも古い時期に真祖の支配から逃れた死徒を二十七祖といい、以来、その二十七の大元はあるものは世代交代をし、あるものはいまだ祖として君臨している。
本編におけるさっちんの吸血鬼化はロアに血を吸われたからだが、さっちんはラッキーな事に肉体のポテンシャルが優れており、わずか半日たらずで吸血種として蘇生した。さっちんの吸血鬼適正は遥かな過去における二十七祖に近いモノと言えるだろう。
簡単に説明してしまうと『月姫』世界における一般的な(?)吸血鬼のこと。詳細は『月姫』本編でじっくりたっぷり語られている。真祖が作り出してしまった最初の死徒は二十七祖と呼ばれ、最強の死徒となっている。が、そのいくつかは教会によってすでに滅ぼされている。ナンバー10のネロ・カオス、その特異さゆえに番外に位置していたロアは『月姫』本編で志貴らによって滅ぼされており、『メルティブラッド』内でも本来は存在しない。
吸血種の中で吸血鬼、と呼ばれるモノたちの大部分をしめる吸血種。
元々は真祖が用意した緊急用の食事だった。真祖は自らの吸血衝動を抑えきれなくなった時の為に、あらかじめ人間を用意しておいた。無論、逃げ出さぬよう血を吸い、自らの支配下において、である。
血を吸われた人間も真祖と同じように吸血種となってしまった。もっとも、死徒の吸血行為は生き残る為の手段である。長い寿命を持つ真祖に仕えるには、その使徒も長寿でなければならないのだから。
他者の血を吸うようになった死徒は、いつからか吸血行為そのものに優越性を感じ始め、自己の能力を強化していく。自己の意志を強化し、真祖の支配を逃れた死徒は人の世界に逃げこみ、自らを保存する為に吸血行為を繰り返す。
これが死徒の始まり、人間から成ってしまった吸血種の馴れ初めである。
この、最も古い時期に真祖の支配から逃れた死徒を二十七祖といい、以来、その二十七の派閥はあるものは世代交代をし、あるものはいまだ祖として君臨している。
月姫本編で弓塚さつきが吸血鬼化したのはロアに血を吸われた為だが、さつきはラッキー(?)な事に肉体のポテンシャルが優れており、わずか半日足らずで吸血種として蘇生した。さつきの吸血鬼適正は遥かな過去における二十七祖に近いモノと言えるだろう。
吸血種の大部分をしめるモノ。一般的な吸血鬼のイメージ。
元々は真祖が用意した緊急用の食事にすぎない。真祖は自らの吸血衝動を抑えきれなくなった時の為に、あらかじめ生きた血袋を用意しておいたのである。
この、真祖に血を吸われ、下僕と化したモノを死徒と呼ぶ。
中には真祖の手ではなく、魔導探求の末に不完全な不老不死(吸血種)になった者もいる。彼らは死徒たちの築いた社会に参加する事で、発端は違えど同じ吸血種として認識しあう。
吸血鬼。基本的に、人間が何らかの過程を経て変貌したもの。
元々は真祖が用意した緊急用の食事。真祖が吸血衝動を抑えきれなくなった時の為の、一種の痛み止めと言える。
真祖に血を吸われた人間は同じように吸血種に変貌し、不老不死のまま真祖の非常食として使役される。まさに“死した徒”と言えるだろう。
しかし、真祖にとっての吸血が“精神の安定”を計る為のものであるのに対し、死徒の吸血は“肉体の保存”の為に必要なものだった。真祖のそれが娯楽であるのなら、死徒のそれは生存に必要不可欠な呼吸と同義、という事である。
他者の血を吸うようになった死徒はいつからか吸血行為そのものに優越性を感じ始め、能力を強化していく。そうして自己の意志を強化し、真祖の支配を逃れた死徒は人間の世界に逃げこみ、自らを保存する為に吸血行為を繰り返す。
これが死徒の始まり、人間から成ってしまった吸血種の馴れ初めである。
この、最も古い時期に真祖の支配から逃れた死徒を二十七祖といい、以来、その二十七つはあるものは世代交代をし、あるものはいまだ祖として君臨している。
不老不死に近い肉体を持つ吸血鬼。もとは人であった者が、真祖や他の死徒に吸血されたことで変異したものを指す。死徒の肉体は常に崩壊しており、それを阻止するために人間の血を求める。アリマゴ島におけるシャーレイの死徒化は、衛宮矩賢の研究成果によるものでイレギュラーな例。だが、この死徒化は吸血衝動を抑えることができていないため、矩賢から失敗作と断じられている。
真祖や他の死徒に吸血されて吸血鬼となった者のこと。吸血鬼と呼ばれるモノたちの大部分を占める。不老不死に近い肉体をもつが、日光にあたることが出来ない。……その世界に生きる者たちには預かり知らぬことではあるが、英霊召喚を可能とする世界において、死徒の頂点と言われる二十七祖は存在しない。
世間一般でいう「吸血鬼」のイメージ通りのモノ。
日の光に弱く、人間の血を吸い、獣・霧に変化し、不死身とされる。
作中では分かりやすさを重視して吸血鬼と呼ぶ。※ただし「吸血鬼」というクリーチャーは1900年代から語られ始めたもの。現実の伝承としては実はもっとも日の浅いモンスター。反面、吸血鬼の手下であるとされる狼男は古くから伝わる怪物で、そもそも吸血鬼のモデルの一端には人狼の特性が加えられている。
なので、月姫世界では「正しくは吸血種。同種から血を吸うものの総称」として扱っている。
死徒は文字通り、死人である。彼らは何らかの魔術により変性したものか、真祖に血を吸われ傀儡となった者に分けられる。
真祖と異なり、どちらも人間の血を吸わなければ存命できない。血液は彼らの生体活動に必須なものとされる。
太陽の光にも弱く、人間として共通意識を捨てきれない故に宗教の浄化儀式の前に敗退する。