アルテラ(地上)

地上で崩壊した巨神アルテラがバックアップ用に残した頭脳体。
巨神の亡骸の中で眠りについていたが、フン族の長老たちの手によって発掘され、育てられた。
見た目は人間そのものなので、「自分は人間である」と誤認したままその生涯を送った。
『Fate/EX』世界では、これが後にアッティラと呼ばれたフン族の王とする。
アッティラは大帝国を成した西方大王。五世紀の人物とされる。
アッティラ ザ フン。
匈奴(ヒュンヌ、フンヌ)の末裔、フン族の戦士にして王。
騎馬の軍勢を率いて戦場のことごとくを蹂躙し、無数の死と勝利の果てに西アジアからロシア 東欧 ガリアにまで及ぶ広大な版図を自らの帝国とした大英雄。
西口ーマ帝国の滅亡を招いたとも言われる。
その人生は常に戦いの中にこそ在った。恐るべき戦い振り故に、西口ーマを始めとする欧州各地の人々からは「神の懲罰」「神の鞭」と呼ばれ、大いに畏怖されたという。
……このように、彼女が理由なき征服者だったのはそもそもその遺伝子に「征服、破壊」のコンセプトが組み込まれたからだ。
とはいえ、地上におけるアルテラは最後まで遊星とは関係なく、人間の英雄として生涯を終えた。
月で眠っているアルテラからすると「そんな夢をみた」状態。『Fate/stay night』におけるセイバーの『カムランの森と聖杯戦争』の状態に近い。
英雄アッティラとして過ごした分身、その記憶のフィードバックによって巨神アルテラにも人間性が生じ、『自分に打ち込まれた命令』への疑問が生まれる事になった。
『Fate/GO』のアルテラは、このアルテラが英霊化したもの。
『Fate/GO』のアルテラには巨神アルテラとの繫がりはもうないが、『思い出せない前世の記憶』として巨神アルテラだった頃の名残が残っている。
……そして、その力の一端も、いまだ霊基の底に記されている。

自分を発見したフン族の長老たちから言語を学習した幼アルテラは、隴気な記憶の中から「軍神」の概念を拾い上げ、長老たちに問い掛ける。
「軍神に、名前はあるのでしょうか」
西方の地には、マルスという軍神が在ると長老たちは返答。「では、私の剣はマルスの剣です。そう名付けたいと思います」
アルテラはセファールとしての記憶はないままに、そう自らの剣を定義付ける。
そして、フン族の英雄、西方の地へと進軍する大王、破壊の大王としての仮初めの人生を開始するのだった───

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