言峰綺礼の父親。聖堂教会、第八秘蹟会の司祭。
聖堂教会が初めて介入した第三次聖杯戦争より監督役としての任を負い、前回でも冬木での戦いを見守った。そこで時臣の父である当時の遠坂頭首と友誼を結び、以来、遠坂家と深い開わりを持ち
続ける。
苦行によって悟りを得ようとした修道士であり、諸国に散った聖遺物の回収を巡礼の試練として自らに課し、世界中を巡り歩いた過去を持つ。八極拳の達人であり、綺礼に拳法の手ほどきをしたの
も彼。実際、こと拳法の腕前においてはあの綺礼をも凌駕する。それってどんなバケモノですかと問うならば、あの逞しきマス・オーヤマ体型から色々と察していただきたい。キャラクター、デザイ
ンにおけるコンセプトは「老いたセガール」だったりする。
ただし璃正の拳は自己鍛錬と求道のために積み上げられた功夫であり、そもそも「代行者」ではない彼には戦闘行為そのものを目的とした殺人術の心得はない。よって死徒やら何やらと殴り合って
きた修羅場の数では、息子の綺礼の方がより凄惨である。もちろん魔術とも無縁であり、綺礼のような肉体強化によるマジカル拳法を揮うわはでもない――が、綺礼の目から見れば「正調の八極拳
」という意味では父親の方が拳士として格上であるという認識だったのだろう。ただの殺人拳ではない、その先の領域を求めて功を積み、到達した老人であった。
まあそんな有り難い経歴は劇中で微塵も語られることなく、いきなり鉛弾一発で退場してしまうわけですが。
きっと彼も若かりし頃の第三次聖杯戦争では、色々と凄かったんじゃないかな。うん。
人名
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人名
冬木で執り行われた第三次聖杯戦争において、聖堂教会が聖杯戦争に参入。審判役として赴任した。だが、その第三次聖杯戦争で大聖杯は強奪され、審判役ながらやむなく状況に介入し、親交のあった遠坂家のマスターを救出した。その際、救出作業に手を貸したのがアインツベルンのサーヴァントであった天草四郎時貞である。
返礼として受肉した彼の戸籍を用意、息子「言峰四郎」として迎え入れた。
言峰四郎として第八秘蹟会に入った彼だが、さすがに息子とは認識できず、一人の友として誠実に接した。息子である綺礼が生まれた頃あたりから、四郎は意識的に璃正との交流を減らしていた模様。
第四次聖杯戦争の心労がなかったせいか、幾分長生きできたらしいが「Apocrypha」本編開始前には既に病死。彼の葬式が、息子である綺礼と四郎の最後の遭遇だった。