十代後半の少女。礼園女学院の生徒。黒桐幹也の妹。橙子に弟子入り中の、魔術使いのたまご。
幹也に恋愛感情を持つも、どうせ幹也はずっとひとりものだろうから、と油断しているうちに式に幹也を持っていかれた悲劇のヒロイン。以後、式に対抗するため橙子に弟子入りする。
幹也と違って完璧な優等生。幹也に対する感情を隠して『よく出来た妹』を演じているが、式や橙子には筒抜けであるらしい。
狙った獲物は逃さない。羊の皮を被った狼を地で行く少女。一途[いちず]で可憐でちょい歪んだ愛情は、ちょっとやそっとでは消え去らないだろう。
魔術師としての才能(魔術回路)はないが、先天的な属性として発火現象があった為、火付けの魔術を習っている。
まだ魔術の組み立てが未熟な為、戦闘時は橙子に作ってもらった火蜥蜴[ひとかげ]の手袋を着用する。
物語に関わっているようで関わっていない微妙な立場。
人名