トリシャ・フェローズ

オルガマリーの従者。未来視の魔眼を持つ、不思議髪型系。
属性は水。
作中に描かれた通り、彼女の予測の未来視はより遠い未来ほど曖昧となり、場所については未来の自分自身が存在するか、現在自分がいる(と彼女が認識している)座標に限定される。
魔眼オークシヨンで虹の魔眼が出品されると予測したのは、これによる錯誤だ。
つまりは「トリシャ自身とオルガマリーがオークションに参加して、虹に匹敵する魔眼が出品される未来」を視たためだが……おそらく、この予測自体が視界を狂わせるハートレスの魔眼の影響を受けていたのだろう。虹の魔眼の視界さえ簒奪しうる、ハートレスの魔眼の情報を、トリシャは間違えて読んでしまったのだ。
魔眼蒐集列車に乗り込んだのは、虹の魔眼ほどの神秘を手に入れて、マリスビリーに愛されなくなったオルガマリーに、それでも戦うための手段を与えてやりたかったため。また、マリスビリーに疑念を抱いた彼女が、七年前の連続殺人事件の真相を暴くためでもあった。
連続殺人事件の関係者と出会う、という未来視は正しかった。魔眼に対してさまざまな防御手段も講じていたが……結局、未来視では防御できぬ過去からの刃によって命を奪われることとなった。「お馬鹿なマリー。しゃんとなさい」
家庭教師として厳しくあたっていたが、彼女のオルガマリーへの愛情は本物であった。

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