別名、遠坂ATM。
凛の、凛による、凛のための集金制度。
主人公からひたすらサクラメントをかっぱぐために作られたループシステム。
このシステムに囚われた者は凛が作った職場で、凛のために働き、凛の預金を積み七げていく。
そもそも第一階層は凛の心なので、この中で『お金を稼ぐ』行為そのものが矛盾している。
攻性プログラムは凛の心を切り崩して作られたもの。プログラムを破壊するとサクラメントに変換されるが、それはもともと凛の『心の預金』だ。
どれだけ主人公が攻性プログラムを破壊し、小銭に変換し、遠坂ATMに振り込んだところで凛の得るサクラメント総量はまったく変わらない。
凛が求める金額は、既に凛の中にあるワケである。
このあたりのおかしさに気づいていないあたり、欲身[エゴ]凛の迷走っぷりがうかがえる。
実際のところ、お金がほしいのか、ワガママを聞いてほしいのか。
月の女王さまの命令に、あえて従って働くことで、気付かないうちに好感度フラグが立っているのかも。
それはそれとして、労働は尊いもの。
面倒くさがらず攻性プログラムを倒していくのが正道である。くれぐれもハーウェイトイチシステムに頼ってはいけない。ちなみに、指定された金額を振り込まなくてもボスは倒せる。その場合の女王さまの反応もちょっと面白い。
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