グラデーション・エア。
オリジナルの鏡像を魔力で物質化する魔術。
本編で凜が語っていたように、まっこと効率が悪い。
投影でオリジナルからレプリカを作るのなら、ちゃんとした材料からレプリカを作った方が手軽で実用に耐える為だ。
本来、投影は既に失われたオリジナルを、本当に数 分間だけ自分の時間軸に映し出して代用する魔術。
わずか数分間の、外見だけのレンタルな訳であるから、士郎・アーチャーの投影がどれだけデタラメかは言うまでもない。凜が士郎の土蔵を覗き見て殺意を覚えたのも当然。
もっとも、士郎が投影できるのは武器関係のみ。それも剣に限定された武装で、近代兵器は投影さえ出来ない。
盾や鎧はかろうじて引き出せるが、効果は瞬間的なものであり、その代償は大きい。
魔術