狂戦士の英霊。基本能力は問わず、ただ“狂う”事で破壊のみを特化したサーヴァントタイプ。
本編のバーサーカーはたたでさえ優れた英霊だというのに、その“狂化”の為手のつけられない怪物と化している。
通常のマスターなら令呪そのものをキャンセルされかねないパーサーヵーだが、聖杯たるイリヤスフィールの令呪も特別なので制御を可能としている。
正体はギリシャの大英雄ヘラクレス。
神話において幾度となく発狂するへラクレスにとって、バーサーカーというクラスは馴染み易いものだったのだろう。
尤も、心技体全てに優れ、あらゆる武具を使いこなすへラクレスならセイバーのクラスも難なく該当する。
セイバーになっていたのであれば、その卓絶した剣 技を存分に披露していただろう。
聖杯戦争ではもっとも早く、一ヶ月……否、二ヶ月 前から召喚された。
感情が封印されている為、自ら行動する事はない。
が、どれほど令呪の縛りが強力でも、その芯にある理性は失われていない。
桜ルー卜で黒化した後、最後の最期で斧剣を止めたのも、英雄時代から“狂化”に苦しんできた彼の心の強さ故だろう。
「Fate」本編中、もっとも漢度が高い方。
サーヴァント