ロシェ・フレイン・ユグドミレニア

“黒”のマスターの一人。十三歳とカウレスを抜いてダントツの最年少。コンセプト的には「別にすれ違っている訳ではないけど致命的に間違ってる師匠と弟子」みたいな。幼い頃からゴーレム鋳造の技術に関しては図抜けており、刻印移植を受けてからは更に飛躍した。
アヴィケブロンを召喚する際は正直内心で「大したことなかったりして」などと考えていたが、アヴィケブロンが鋳造するゴーレムの余りの美しさと頑強さにひたすら感動。以後、忠実な信徒となる———が、命を奪われるとまでは予想していなかった。
アヴィケブロンからは『王冠・叡智の光(ゴーレム・ケテルマルクト)』の炉心には卓越した魔術回路が必要だと言われていたにも拘わらず、彼はそれが「自分」も含めたものだとは考えられなかったのだ。
では、ロシェが“黒”のキャスターと分かり合うにはどうしたら良かったのかというと。残念ながら令呪で自害を求める以外、助かる方法はない。この主従はどちらかが必ず死ななければならないのだ。
触媒での召喚とはいえ、精神的に極めて相性の良いマスターとサーヴァントではあるが、互いの方向性があまりに同じ過ぎた。
ちなみに何でコイツだけ十三歳にしたのかというと……記憶は不確かなのですが、手元にある「ジャィアントロボ」OVA版が原因ではないか、と推測されまする。いいも悪いもリモコン次第(それ鉄人)。

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