最果てにて輝ける槍

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グレイの持つ封印礼装アッドに秘められた宝具。槍と名付けられてはいるが、その本質は世界のテクスチャをとどめる錨の「影」。
アーサー王も手にしていたというかの宝具の発動には、極めて膨大な魔力が必要。それでもなお封印の十三拘束は健在であり、円卓議決で過半数の議決を得られなければ、本来の能力を発揮することはかなわない。
魔眼蒐集列車編で、彼女に賛同した議決は五つ。その名前に、ずっとグレイは感謝することになる。「是は、生きるための戦いである」―――承認、ケイ。
「是は、己よりも巨大な者との戦いである」-承認、ベディヴィエール。
「是は、人道に背かぬ戦いである」―――承認、ガへリス。
「是は、真実のための戦いである」―――承認、アグラヴェイン。
「是は、精霊との戦いではない」―――承認、ランスロット。

翻訳者注
  1. ^ ロンゴミニアド
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 material: ロード・エルメロイⅡ世の事件簿用語辞典