魔術を起動させる為の動力源。ガソリンのような物。
様々な呼び名があるが、大気中にあるものはマナと呼ぶ事が一般的。マナの意味はポリネシアに伝わるマナとほぼ同意。また、エーテルは別物なので魔力とは呼ばない。
本編中で語られている魔力はこのマナと、それとは別の物である、魔術師が体内で製造する魔力の事を言っている。
自然界に満ちている魔力と、一個人が製造できうる魔力の差は比較するのも馬鹿らしいほど開いている。
腑海林ではその大気さえもアインナッシュの支配下にある為、自然界の魔力を利用する事が出来ない。故に通常の魔術は機能せず、あくまで一個人の魔力のみで起動が可能となる、極めて小規模な魔術しか行使できない。
余談ではあるが、この一個人の魔力という物の使い方が馬鹿みたいに巧いのがブルー。喩えるなら1リットルのガソリンで軽く1000キロは車を走らせられる、といったところ。
それとは別に許容量が冗談みたいに大きいのがシエル。普通の魔術師のガソリンタンクが40だとすると、シエルのそれは4000を越える。流石はミス食いしん坊。
用語
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用語
魔術を発動させる為の要素。原初の生命力とも、命そのものとも言われる。
世界、自然に満ちた星の息吹たる大魔力(マナ)と、生命(人間)が持つ小魔力(オド)とに分類される。
両者の質にそう差はない。単純に、マナの量がオドのそれより絶対的に多いという事だけだ。
マナは大気に満ちる『その空間』が持つ魔力なので、魔術師でもあるのなら自由に行使することができる。……もっとも、その行使量は魔術師のキャパシティ、魔術回路の数に見合ったものだが。