シェルやロアが扱う技術。魔術と呼ばれる、儀式に基づいた空間干渉・活用法。
修練すれば誰でも扱えるものだが、効力は個人の資質(魔術回路の質、数)に左右される。
月姫本編ではルーンやカバラ、呪術、黒、白等、ひっくるめて魔術と呼ぶ。仙道や密教も含まれるが、彼らはまた別の勢力なので月姫では扱われない。
基本的に、万能ではあるが不可能を可能にはできない。
魔術とはあくまで「過程」を短縮し、「手段」を個人だけで可能とする技法とされる。
月に行く魔術が可能だとしても、その前準備には実際にロケットを作ることと同レベルか、それ以上の代償が必要となる。
「手から火を出せれば凄い?けど、それって凄いだけでしよ。火を出したければガスバーナーを持ってきた方が効率的じゃない」
とは、タイプムーン伝奇における魔術の説明のもっとも端的なもの。
魔術とは、現代の科学で代用がきくものを言う。
(科学の代用として魔術がある、でも可)
これとは別に、現代の人間の技術を以てしても実現不可能なことを行うものを「魔法」と呼ぶ。
月姫本編では、この時点で「魔法」は五つに減少している。