魔術回路

魔術師が体内に持つ擬似神経。
生命力を魔力に変換する為の路であり、基盤となる大魔術式に繋がる路でもある。
生まれながらに持ち得る数が決まっており、魔術師の家系は自分たちに手を加えて、魔術回路が一本でも 多い後継ぎを誕生させようとする。
一度開いてしまえば,あとは術者の意思でオンオフができる。
スイッチの仕方は術者のイメージそれぞれで、士郎は銃の撃鉄のイメージ、凛は心臓をナイフで刺すイメージだとか。
これは一番初めの“開き”に関係しており、中には性的興奮で聞くもの、自傷行為によってしか開かないもの、と様々。
ちなみに、士郎の魔術回路は意外と多く、二十七。
凜の魔術回路はメインが四十、サプがそれぞれ三十。

Fate/side material: Fate用語辞典
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魔術師が体内に持つ擬似[ぎじ]神経。
生命力を魔力に変換する為の路[みち]であり、基盤となる大魔術式に繋がる路でもある。
生まれながらに持ち得る数が決まっており、魔術師の家系は自分たちに手を加えて、魔術回路が一本でも多い跡継ぎを誕生させようとする。
古い家系の魔術師ほど強力なのはこの為。
魔術回路の多さ、血筋の品質で言うのなら、コルネリウス・アルバは紛[まぎ]れもなく一流の魔術師。
実は蒼崎橙子も荒耶宗蓮も、魔術回路はそう多くない。橙子が二十、荒耶が三十といったところ。
天才と思われがちな両者だが、橙子は血筋以外の才能で、荒耶はひたすら積み重ねた苦悩によって、他を圧倒する力を手に入れたのだろう。

Garden of sinners Pamphlet: 空の境界設定用語集
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魔術を構成する為の基盤。二種類あるが、こちらは人間の体内にあるもの、魔術師が持つ“魔術師として資質”を指す。
生命力を魔力へ変換する路であり、基になる大魔術式に繫がる路でもある。
魔術とは魔力を以って『既に世界に定められたルール』を起動、安定させる事で自然干渉を起こす術式。車という『ルール』にガソリンにあたる『魔力』を注ぎ込む事で走らせるようなものだ。
魔術の起動に必要なものは、その起動に必要な魔力量と、エンジンを回す為のキー(パス。呪文。コード)、そして魔力をエンジンに注ぎ込む魔力回路の三つとなる。
魔力を電気とするなら、魔術回路は電気を造りだす炉心であり、システムを動かす為のパイプラインでもある。
この炉心の運営には生命活動が不可欠である為、魔術師の体=魔術回路と誤解されがちであるが、希に人体―――術者が生命活動を停止しても、自律して回転する魔術回路も存在する。
個人の魔力(オド)を使い切ってもゼロから回復するのは魔術回路が動いているからであり、逆に魔術回路がゼロなら魔力(オド)はもう生成されなくなる。
魔術回路は疑似神経として全身に行き渡っているが、核となるポイントと、そのポイント同士を結ぶバイパスとに分けられる。核を結ぶバイパスは脳内のシナプスのようなもので、切れたり結ばれたり忙しいが、核は決して変動しない。
厳密に言うと、この核こそが魔術回路と呼べるもの。
魔術回路は魔術師にとっての資質とも言えるものであり、決して増える事も減る事もない“内臓”とされる。増やす事、減らす事は、無論、できる。が、人体の臓器に例えている以上、そんな事をすればどうなるかは言うまでもないし、減った魔術回路は決して元には戻らない。
魔術師が魔術回路をどのように使うかはまた別の物語で。

月姫読本 Plus Period: 月姫用語辞典改訂新版
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魔術を構成する為の基盤。二種類あるが、こちらは人間の体内にあるもの、魔術師が持つ″魔術師としての資質″を指す。
生命力を魔力ヘ変換する路であり、基になる大魔術式に繋がる路でもある。
『MELTY BLOOD』ではEX、アークドライブを使用する為のゲージをマジックサーキットという呼称で統一している。

MB Act Cadenza PS2 解説ブック: 月姫用語辞典
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魔術師の体内に宿る、魔術行使用の擬似神経。生命力を魔力に変換する。持ちうる魔術回路の数は生まれながらに決まっているが、親から子へと継承することが可能なため、代を重ねるごとに魔術回路の数を増やすことによって強力な魔術師が誕生することになる。魔術協会が門閥主義であることもこのことに起因している。

Fate/Zero アニメビジュアルガイド I: 第四次聖杯戦争用語集 I