神の血を受けた杯。
最高位の聖遺物であり、持ち主の願いを叶える願望機。
その起源は多くの神話で顔を見せる、“願いを叶える大釜”と言われている。
「Fate」で登場する聖杯はオリジナルではなく、“願望機”として機能するように作られたレプリカである。
英霊は地上で破れた後、元の形である「力の一端」に戻り、時間軸から消え去る。
それを押し留め、一時的に蓄えるものがアインツベルンの聖杯である。
その後に続く“孔”を開く儀式は、聖杯ではなく大聖杯が執り行う。
その他
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魔術用語
どんな願いも叶えられるという奇蹟の願望器。200年前に始まりの御三家によって造り出された。「願いを叶える大釜」として、多くの神話にその名を残しているが、冬木の聖杯は願望器としての機能だけをもつ、聖遺物としての聖杯を模した、いわばレプリカ。
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事柄
かつては『あらゆる願いを叶える願望機』を指した言葉だったが、EXTRAでは『ムーンセルの使用権』を示す。
膨大な地球のシミュレート記録を保管するムーンセルを閲覧すれば、そこにはかならず『貴方が望む未来の地球』が存在している。
ムーンセルを使える事になった『貴方』は、ただ一言、ムーンセルに告げればいい。
『この、私にとって理想の未来を再現しろ』と。
ムーンセルは速やかに地球をその未来のカタチに運んでいくだろう。そのための方法を、実行手段を、月はすべて識っているのだから。
例えば『地球人類の女の子ぜんぶワイの妹にしてほしい』と願えば、きっと十年ぐらいで地球はそのような社会形式になると思われる。
あるいは、その夢が『リアルに見られる』装置を作るため、地球全体がそのように運営される。
人間は人間が想像する範囲において、実現できないものはない。それがどのような幻想、絵空事であっても、体験する手段はあるのである。