聖杯によって召喚された英霊たち。分類的には使い魔になる。
予め七つのクラス(筐)を用意し、英霊を繋ぎ止める依り代を利用して呼び出される最高純度の魂。
本来人間に御しえるモノではないが、召喚される時に刻まれる『現界のための絶対条件』として命令権を背負わされる為、マスターとは協力関係を余儀なくされる。
任意で霊体になる事も可能で、霊体時はマナの薄い無機物をすり抜ける事も可能。
衛宮邸を奇襲したランサーが天井から降ってきたのは、屋根から居間へすり抜け、居間の天井あたりで実体化した為。
霊体のままなら通常干渉を受け付けないが、現世への干渉力が落ちるため、戦闘時は実体化していた方が有利とされる。
魔術
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魔術用語
偉大な功績が死後伝説として信仰の対象となった者を英霊と呼ぶ。彼らの魂は「英霊の座」といわれる場所に存在しその英霊を呼び出すことができるのは「世界」のみである。儀式によってこの場所から召喚されるのはあくまで「英霊の分身」であり、彼らこそがサーヴァントと呼ばれる存在だ。マスターとして選ばれた魔術師たちは、聖杯のバックアップを受けることで彼らを現世へと召喚することができる。聖杯戦争においてはマスターの武器となり盾となり、実際に戦闘を行うことが彼らの役割。そもそも、基本的に魔術師ではとうてい太刀打ちできる存在ではないため、サーヴァントに対抗するにはサーヴァントが必要不可欠となっている。なお、サーブアントは召喚時にその時代に関する基礎知識を聖杯から与えられているため、過去の時代に生きた彼らが現代でも問題なく活動することが可能となっている。