相良豹馬

“黒”側のマスター。担当はアサシン。本編開始前には既に死んでいる。元々は「Fate/Apocrypha」のプレストーリー版、ジャック・ザ・リッパーとそのマスターの物語を描く際に登場した魔術師。六導玲霞を生贄に捧げ、ジャックを召喚しようとしたものの召喚直後に裏切られ、マスター殺しの憂き目に遭う。
アニメ版「Fate/stay night UBW」に登場したアトラムと同じく、生贄などの代償と引き替えに魔術を行使する。相良豹馬の場合は和式呪術と西洋呪術の組み合わせで、人命を代償にして建物の安全や人間の防護などを確立させることで財を成した。西洋呪術は“黒”のマスターであるセレニケが所属するアイスコル家からの横断技術。全く異なる一族の術式を融合させた、ある意味でもっともユグドミレニアらしい魔術師。
アサシン召喚ならば別にハサンでも問題なかったのだが、亜種聖杯戦争の繰り返しにより十九人のハサンの対策がある程度立てられてしまっている状況では不利と判断。自身の歴史の浅さも踏まえて、近現代の英霊で勝負を懸けた。もっとも、それが致命的なミスを招き寄せたのだが、まさか生贄にするためだけに口説いた女が自分を上回る怪物だとはさすがに想像できなかった。
……余談であるが、相良豹馬で一番有名なのは二巻での誤植であろう。
いや、本当何であれを見逃してしまったんだという話ですよ。二版では修正している、はず。

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