急膨張(インフレーション)。シンプルに『光体』と呼ばれる現象。
真祖の王族のみが持つ励起状態。真祖がなんらかの手段で肉体を完全に破壊されてしまった時、その反作用として起きるとされる。
『小さくて重いもの』だったアルクェイドが、肉体という筺を失った事で圧縮されていた魔力が開放され、存在規模を膨張させた結果。光の中心にアルクェイドの意識はあるが、肉体という壁がないため、その有り余る魔力量のまま『彼女が思い描く、自身のイメージ』が投影·拡散されている状態。いわば精神力だけで作られた自然現象。
『まだ魔力が有り余っている真祖』を下手に破壊してしまうと今度はその体内に蓄えられていたエネルギーのみで出現し、災害となって人間の都市を破壊する、という報復機能。
ロアに力を奪われ、衰弱死を迎えているアルクェイドではインフレーションは起きないが、シエルルートでロアを殺し、志貴への恋心によってバグを起こし、吸血衝動を抑えなくなったアルクェイドはこの現象を引き起こせる。もとい、引き起こしてしまった。