並行移動

スライド。SE.RA.PHのシステム管理者であるアルキメデスに許された量子世界の閲覧、または移動権限。
ようは並行世界に移動できる能力。
本来であれば閲覧する事だけで精一杯。意識を飛ばす、肉体ごと移動する、なんて事はSE.RA.PHにおいても不可能。
できて記録のみで、肉体は時間の逆行や世界隔の壁に耐えられず崩壊する。
アルキメデス、ダークエリザがこれを可能としたのは遊星に浸食されているため。彼らの体を冒している遊星の霊子(セル)が存在強度を高めている為だ。
今回の事件でアルキメデス、ダークエリザといった存在をム一ンセルが記録したので、今後は彼らもスライドは不可能となる。
アルキメデスにとって、『まだ自分が遊星側のものと判明していない』この時間(エクステラ)での暗躍こそ最大のチャンスだったのだが、それもあえなく失敗に終わった。
ちなみにアルキメデスやダークエリザが違う世界にスライドした場合、スライド先にいた「自分」は、その世界(ルート)に類似した世界が存在すればそちらに飛ばされ、同一存在に統合される。(ややこしい)
類似した世界がない場合、より強い「自分」に統合される。

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