ヘファイスティオン

フェイカーの兄。真なるヘファイスティオン。
イスカンダル第一の腹心……とは本人は考えていない。
妹はそういうふうに喧伝しているが、あれはむしろ情報工作の類だと、ヘファイスティオンは認識している。イスカンダルの側には、常にヘファイスティオンありと刷り込ませることで、少しでも襲撃を減らそうというものだ。
妹がほかのイスカンダルの家臣と折り合いが良くないことについて、なんとか解決できないかと日頃胃を痛めていた。現代であれば、シスコンの気があると言われたことだろう。ある意味でその懸念は死後にあたったと言えるかもしれない。
なにしろ、イスカンダルの宝具・王の軍勢で呼ばれたとき、妹がいないことに真っ先に気づくのは彼なのだから。
サーヴァントとして召喚された場合、イスカンダルの一部スキルと宝具を借り受ける固有スキル「彼もまたイスカンダルなのだから」(真)を保持することとなる。妹が持つ同名スキル(偽)との違いはランク減少が起きないこと。逆に、フェイカーのような応用は難しい。

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