編纂事象と剪定事象

『Fate/EX』シリーズにおける並行世界の運営概念。
編纂事象はメインルート、剪定事象はバッドエンドルート、と考えると大変分かりやすい。
ただし剪定事象は単に『メインルートから外れすぎて特化した結果、多くの分岐可能性を失った世界』なので、バッド(悪い)という訳ではない。
善い 悪いに分けるとしたら、
善い流れとは「安定した、今後も多くの派生を生む可能性に満ちた流れ」であり、
悪いながれは「先鋭化しすぎた為、もう道を変えられない一本道の流れ」を指す。
剪定事象の中には編纂事象にあるどんな世界よりも先に進み、希望と幸福に満ちた理想世界もあったと思われる。ただしそれは「それだけでもう完成し、終わるもの」である為、結末まで見る必要はなくなり、理想世界の条件が確定した段階で「剪定」されるのである。
分かりきった結末の為に宇宙はエネルギーを使わない。
まだ誰も知り得ない どれほど高次の生命体でも見通せない“未来”のために宇宙は膨張し続けるのだから。
さらに蛇足ではあるが、メルティブラッドという格闘ゲームで喩えるとタタリルートが編纂事象であり、遠野家琥珀無双ルートが剪定事象である。

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