①脳内において先天的に開いている、常人は使用していない個所を用いて発動する能力
②ヒトの無意識が生み出したヒトにあだなすモノ達に対する抑止力。
③自然干渉法の規則にはそぐわない、それらとは全く異なる能力。
④現在のところ、その能力の性能自体は自然干渉法には及ばない。
⑤先天的・偶発的に発現する、基本的に一代限りの能力。
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その他
異能。本来、人間という生き物を運営するに含まれない機能の事。俗に言う超常現象を引き起こす回線。
魔術と違い、先天的な才能が必要不可欠。異能の回線を持つ者は、息を吸うかの如く超常現象を引き起こす。本人たちにとってもそれが『出来て』当たり前のことなので、外部(一般常識)からの指摘で始めて自分が異常なのだと気がつく事になる。
本編では浅上藤乃が超能力者とされているが、彼女はある程度人為的な手が加えられている為、魔術と異能の中間に属する。
本来超能力は偶発的に発生するもので、一代限りの突然変異なのである。
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志貴や琥珀・悲翠が持つ、生まれつき肉体に備わった特異能力を超能力とする。
後天的な修練・学習などでは修得は不可能とされる。
近親の血を重ねる事である程度は「超能力の遺伝」はできるものの、親の持っていた能力の完全再現はできない。
志貴は七夜という「変異遺伝」を重ねてきた一族の、さらに突然変異と言える。
(※七夜の特異能力は『死』にまつわるものではなく、『宿業』にかかわるもの。『死』に変質したのは臨死体験による)