直死の魔眼

志貴が持ってしまった、物の死を視る眼。
黒い線と点で表現されるが線は物質の壊れやすいラインに過ぎず、点は死そのものである。
線を断たれれば、その個所は本体が生きていようと死滅し、二度と動く事はなくなる。
点を突かれればその個体は完全に停止する。
線は意識しなくとも視えてしまうが、線を流している原因たる点を視るためには極度の精神集中が必要となる。
死を形として視る、と言っているものの、それは死ではなく物質の寿命、発生した瞬間に定められた存在限界を読み取っている、と言うのが正しい。
本編中でも語られていたが、現在の世界において殺す(壊す)事のできないモノには線は視えない。人間である志貴の基準は、その時代の人間の限界に比例しているからだろう。
その限界を超えたモノの死を視ようとしてしまうと、人間である志貴本人が壊れてしまう事になる。
志貴の眼は元々『ありえざるモノを視る』ためのもの。それが二度の臨死体験によって(根源)と繋がってしまい、脳が死を理解できるようになってしまった。直死の魔眼は志貴の脳髄とセットという事である。
志貴が自分から死を視ようとすると目が青くなる。淨眼は青いと言うが、志貴の眼もその類のものなのだろう。

月姫資料集: 月姫用語辞典
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志貴が持ってしまった、物の死を視る眼。
黒い線と点で表現される。線はその物質の壊れやすいラインであり、点は死そのものである。線を断たれれば、その個所は本体が生きていようと死滅し、二度と動く事はなくなる。点を突かれれば、その個体は完全に停止する。線は意識しなくとも視えてしまうが、線を流している原因たる点を視る為には極度の精神集中が必要となる。
死を形として視る、と言っているものの、それは死ではなく物質の寿命、発生した瞬間に定められた存在限界を読み取っている、と言うのが正しい。本編中でも語られていたが、現在の世界において殺す(壊す)事のできないモノには線は視えない。人間である志貴の基準は、その時代の人間の限界に準じているからだろう。
志貴の眼は元々『ありえざるモノを視る』為のもの。それが二度の臨死体験によって(根源)と繫がってしまい、脳が死を理解できるようになってしまった。直死の魔眼は、志貴の脳髄とセットになって初めて死を直視できる、という事である。
余談ではあるが、志貴が自分から死を視ようとすると目が青くなる。浄眼は青い、というが、志貴の眼は元々その類のものなのだろう。

月姫読本 Plus Period: 月姫用語辞典改訂新版
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遠野志貴が持ってしまった、物の死を視る眼。
生物の死をカタチ(点、線)として捉え、これを突く、裂く事で生命活動とは関係のないレベルで殺す事のできる異能力。
死を形として視ると言ってはいるものの、それは死ではなく物質の寿命、発生した瞬間に定められた存在限界を読み取っている、と言うのが正しい。
現在の世界において殺す(壊す)事のできないモノから線は視えない。人間である志貴の基準は、その時代の人間の限界に準じているからだろう。
志貴の眼は元々『ありえざるモノを視る』為のもの。それが二度の臨死体験によって脳が死を理解できるようになってしまった。直死の魔眼は、志貴の脳髄とセットになって初めて死を直視できる、という事である。

MB Act Cadenza PS2 解説ブック: 月姫用語辞典
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七年前の事故の後遺症として、遠野志貴に発現した異能の力。万物に予め内包された『死期』という概念———“モノの死に易い線”を捉える魔眼。
『現在の技術でも到達できる物理現象』に対する『どうあっても到達できない現象』のひとつ。この“死の線”をなぞる事で対象に切断と死を与える事を可能とする(これは切断によって殺害するのではなく、殺害の結果として対象が切断されている)。
かつて先生(蒼崎青子)から譲り受けた魔眼殺しの眼鏡によって日常生活に支障ないレベルまで力を抑えられるが、志貴が極限状態へと陥った際にはそのかぎりではない。
究極的には生物のみならず非生物の『線』や『点』、さらには空間や存在の死まで視覚で捉える事が可能とされる。

月姫マテリアルI: 『月姫』作品用語集
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主人公・志貴の持つ特殊な能力。超能力に分類される。
通常では視えない、“物事の崩壊点”ともいえる“死の線”を視る。“死の線”は継ぎ目のようなもので、そこに刃物を通せばそれだけで対象を切断できてしまう。
(物の強度・硬度は関係ない。硬かろうが薄かろうが、手触りはすべて一定。視えている=切れる)
また、死の線による解体は「その部分を殺している」ため、治療はできない。見た目は切断だが、切断された個所は存在として死んでいるためである。

生物である志貴は、同種である生物の“死”をより理解できるため、無意識に生物から“死の線”を視てしまう。
が、志貴本人が意識を集中し、眼球を酷使することで本来理解不能な「鉱物の死の線」さえ視認できるようになり、その究極的な位置として「空間の死、存在の死」を捉える。(そのレベルの“死の線”を視た場合、志貴本人の脳が耐えられない)

また、“死の線”の上位に“死の点”がある。
死の線が血管なら、死の点は心臓である。
死の点を突かれたモノは、文字通り一撃で絶命する。この死の点も「空間の死」同様、志貴が自身を酷使しなければ視る事ができない。

注意点として、“死の線”はあらゆるものに有るが、その明確さには個体差がある。
端的に言って、死の線とは寿命である。
五十~百年単位の寿命しか持たない人間ならば容易に視えるが、千年単位、万年単位の寿命を持つ存在の死は視えにくい。
死の概念をカタチとして捉える以上、「死ににくいモノ」からは死のカタチは中々把握できない、という事。
本編で上級死徒やアルクェイドを相手にした時の志貴が「意識をぎりぎりまで絞らないと視えない」というのはこの理屈から。
(※上級死徒は「死ににくいモノ」、アルクェイドは「死なないモノ」。冒頭で志貴がアルクェイドを殺害した事は、その不可能を可能にしている。月姫世界においてアルクェイドが殺される、アルクェイドを殺す、という事は規定外の出来事だった)

型月稿本: 世界 & 月姫キャラ設定