ちびアサシン

Zero2~3巻における没プロット。百の貌のハサンの中の一人格として構想されていた薄幸ロリの和みキャラ。会話能力の欠落した幼女で、記憶を持たず、自らがハサン・サッ、、バーハの一部であるという自覚もない。かつて生前の百の貌のハサンが敵に捕縛され尋問拷問を受ける際には、この人格を表層化させて秘密を守り適していた。
ジルの工房をライダー組が襲撃した際、斬り伏せられたハサンの人格からこの子だけが分離脱出し、それをウェイバーは「龍之介によかって拉致され、記憶障害をきたした犠牲者の子供」と勘違いをし、自らの保護下に置く。イスカンダルも、内心では少女をサーヴアントと知りつつもウェイバーの義心を立てて、結里マッケンジー家にまた一人疑似家族が増えるものの、3巻でその存在を知った綺礼の令呪により少女はハサンとしての記憶を取り戻し、悲しい離別劇を経て、ウェイバーはまた一歩大人への階段を上る……なんてな構想だったのだが、これでは一体誰がZeroの、主人公なのやら益々わからねー!という判断からお蔵入りの憂き目となり、既に書き終えられていた工房襲撃エピソードだけが残る形となった。

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Fate/Zero material: Fate/Zero用語辞典