大聖杯

冬木の御三家が鋳造した大聖杯。冬の聖女と呼ばれたユスティーツァ・リズライヒ・フオン・アインツベルンが炉心(いしずえ)となった巨大祭壇。第三次聖杯戦争にて、ダーニックが強奪。各種実験を繰り返した後、ルーマニア・トゥリファスに定着させた。……さらっと言われているが、大聖杯がどのような代物かを知っている魔術師たちにとっては最早奇跡を通り越して与太話の類である。戦争中のどさくさに紛れたのも確かだが、誰にも知られず日本からルーマニアに運ぶとか、当時のダーニックは頭のネジが十本くらいブッ飛んでいたのではないか。

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