スーパー八極拳

Fate/Zeroは衛宮切嗣と言峰綺礼の物語であるからして、ラストのクライマックスバトルは当然この二人のガナンコとならざるを得なかったわけだが、当初確定していた設定において、切嗣は銃器を
使用、固有時制御なる魔術を駆使し、かつ後の展開を鑑みればアヴァロンも装備していた筈で、対する綺礼はといえば黒鍵ぐらいしか武装のネタがなく、しばし筆者は頭を抱えるほかなからた。
そうだ八極拳。八極拳しかねー。でもどうなのさそれ?
Zero2巻でついに綺礼の戦闘、シーシを書かざるを得なくなるに至り、まずは初心に返って笑傲江湖を読み返し、ブルースでジェットなリーやトニーのジャーによる自己洗脳・自己啓発を繰り返した
結果、「カンフーすごい。超すごい」という悟りの境地へと到達。あとは冷静な思考を取り戻す前に一気に書き上げることで、VSアイリ&舞弥のシーンを何とか乗り切ったのであった。
ちなみに冬木市民会館のラストバトル執筆に及んでは、さらに少林寺三十六房と風雲ストームライダーズが洗脳レシヒに加わったとか。
そんな次第で、綺礼の八極拳の出鱈目さ加減については、いかに突っ込まれようとも筆者、ただバルディオスのエンディングテーマを口ずさむばかりである。

Fate/Zero material: Fate/Zero用語辞典