渡辺製作所(フランスパン)とTYPE-MOONが共同制作した、月姫のその後を題材にした格闘ゲーム。密かに月姫初の声ありである。
歌月十夜とは違う夏、ある吸血鬼と嘘と夜のお話。ステージ構成はダライ〇ス形式。あの形式で進む格闘ゲームはシナリオライ夕ーの長年の悲願だったらしい。上に行くほど真面目な話に、下に行くほどおかしな話に変化していく。
副題はホログラムサマー、ナイトオンザブラッドライアー。開発準備段階ではシエルのライバルっぽい代行者が現れ、アルクェイドと戦う……というものだったが、サンプルであがってきたゲームの出来が素晴らしかった為、急遽メルティブラッドに相応しい“月姫正伝”として物語を用意した。
新ヒロイン、まさかの二十七祖、更にまさかの有間都古など、ファンサービスも抜群でした。ありがとう渡辺製作所!格闘ゲームとして自由度が高く、画面狭しとキャラク夕ーたちが動き回る。ドットで描かれた月姫キャラに感動してくださいませ。
タイトル
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タイトル
1本作のタイトル。ノベルゲーム・月姫を格闘ゲームにしたシリーズ。
一作目のMELTY BLOODは月姫から一年後の夏の物語をゲームにしたもの。三咲町に再び起きた吸血鬼騒ぎと、それを追って現れた少女・シオンを巡る物語。
二作目の『Re-act』はMELTY BLOODを元にした番外編。タタリの後始末、白いレンが巻き起こす一夜の夢を主軸にした、オールスターキャストによる格闘ゲームだ。
三作目にあたる本作『Act-Cadenza』はRe-actをさらに発展させた、“月姫の登場人物たちそれぞれを主役にした”物語である。
翻訳者注
- ^ MELTY BLOOD(MB Act Cadenza PS2 解説ブックのタイトル)。