ホムンクルス

アインツベルンの錬金術によって錬成された人造人間。魔術回路を基礎とし、人間として形作られた存在であることから、高い魔術能力を持つ。本編ではアイリスフィールやイリヤスフィールがこれにあたり、彼女らは200年前のアインツベルン当主、ユスティーツァを鋳型として鋳造された。それゆえに彼女らもまた、聖杯にまつわる「ある機能」に特化している。

Fate/Zero アニメビジュアルガイド I: 第四次聖杯戦争用語集 I
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旧世界では錬金術によって作られた『嬰児』を意味していたが、それは既に過去のものだ。
EXTRA世界では、クローン、ホムンクルスの技術は裏社会ではポビュラーなものとなっている。
宗教的倫理観から禁止されていた技術だが、少子化問題、出産率の低下、労働力の不足から、非合法に取引される商品となっている。
西欧財閥の管理下に置かれているような地域ではホムンクルスの製造は倫理的な問題もあり公に行われる事はないが、西欧財閥管理外のアフリカや中東、アジア地域の貧しい国では、売春、労働力の増強、臓器売買の目的で質の悪いホムンクルスが大量生産されている。
西欧財閥による資源の独占→貧しい国が更に貧しくなる→外貨を得るための手段としてホムンクルス作成→西欧財閥に臓器、労働力が還元される→西欧財閥潤うという悪循環。
真の意味でのホムンクルスはアトラス院でのみ鋳造されるが、アトラス院の扉は未来永劫、閉ざされたままである。

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錬金術によって鋳造される、人工生命体。ユグドミレニアが戦力、そして魔力供給源として鋳造したのは、冬木の聖杯戦争を執り行った御三家の一家、アインツベルンの技術を流用している。アインツベルンのホムンクルスは魔術回路を基礎として鋳造される、言うなれば自然発生した劣化精霊のようなもの。そのため、魔力供給用の電池としては極めて有用。
ただし、アインツベルンによる芸術品の如き存在とは異なりユグドミレニアが鋳造したものはあくまで数打ち、量産工業品である。品質にムラがあるが、逆にそれがわずかながらの個性となってホムンクルスたちに表出している。ジークは魔力供給用のホムンクルスであり、当初は満足に歩くことすらもできなかった。魔力供給用のホムンクルスは、魔力を搾り取れれば良いといぅ考えなので、生まれつき呼吸ができないなど生物としては不具合ありすぎる者が多い。
鋳造の指揮を執ったのはユグドミレニアの中でも有数の錬金術師ゴルド・ムジーク・ユグドミレニア。……戦闘はダメなんだけど錬金術に関してはかなりマシな部類に入るのですよ、あの人。

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