刺し穿つ死棘の槍

ゲイ・ポルク。
突けば必ず相手の心臓を貫く呪いの槍。
因果を逆転させ、既に心臓に命中している、という 事実を作った後で槍を放つ反則技。
もう槍は当たっているのだから、相手がどんな回避行動をしようと結局は当たるのである。
ゲイ・ボルクから逃れる為には、パーサーヵーのように一度死亡してから自動的に蘇る宝具か、槍の呪いを援ね退けられる高い幸運(LCK)が必要となる。
ゲーム的に言うなら、ダメージ補正が、狙った相手のHP分プラスされる、というトンデモ宝具。
仮にセイバーのHPが100だとしたら、ゲイ・ボルクのダメージは(槍のダメージ)+(100)になるのである1そりゃ絶対死ぬわ。
このお手軽さで消費魔力は二桁程度。
対人においてこれほど無駄のない武装はあるまい。
余談ではあるが、このゲイ・ボルクはランサーが自己涜にアレンジしたもの。
本来のゲイ?ポルクは投郷宝具で、対人ではなく対軍宝具である。

Fate/side material: Fate用語辞典
§

ゲイ・ボルク。
ランサーの持つ対人宝具。
突けば必ず相手の心臓を貫く、と恐れられた呪いの朱槍。その真相は、槍が『心臓に命中した』結果の後に槍を放つ、因果の逆転である。
真名によって解放されたランサーの朱槍は、その槍を放つ前に、既に心臓に命中した結果を持つ。
放ったから当たった、ではなく、当たったから放った……という、運命そのものに対する攻撃。
ゲイ・ボルクを回避するには敏捷値の高さではなく、ゲイ・ボルクの発動前に運命を逆転させる力……幸運値の高さが重要となる。
対人、かつ心臓に対してだけのものだが、これは運命を決定させる超抜能力だ。権能一歩手前の宝具だが、それもそのはず、この槍を扱うクーフーリンは神の子である。かませだからといって侮ってはいけない。

Fate/EXTRA Material: Fate/EXTRA用語辞典