ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ

→「ロード・エルメロイII世の事件簿」を参照せよ。
……といぅだけではあんまりなので。エルメロイの正統後継者。ロード・エルメロイII世の義妹にあたる。2006年に発売された「Character material」のエルメロイII世の項目において、その存在だけは示唆されていた。本編にて水銀メイド、トリムマウと共に堂々の登場と相成った。
本作ではあくまで脇役なので、若干他の作品より性格が甘め、幼い感じに設定されている。段ボール箱に隠れたり、「ザマァ」と呵々大笑したりするのはその良い証拠。
先代ケイネスが婚約者であるソラウを連れて聖杯戦争に意気揚々と参戦、見事に返り討ちに遭ってしまった際に、相当ソフィアリ家と揉めたらしく、未だに仲が悪い。

Fate/Apocrypha material: Fate/Apocrypha用語辞典
§

愉悦系少女。属性は水。
先代のロード・エルメ口イ-ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの義妹。
もっとも、実際の血縁としてはケイネスの姪にあたる。彼女の母は魔術師としての才能は平凡だったため、家名を受け継ぐことなく、分家であるアーチゾルテに嫁ぎ何人かの子をもうけていたのだが、ケイネスが死んだことからエルメロイ派は激しい内紛に陥った。
結果として、たまたま源流刻印との適性が高かったライネスが継承者となったのは本編の通り。この際、アーチゾルテとアーチボルトの諍いをおさめ、正当な継承権を示すため、ライネスはケイネスの義妹におさまった。もっとも、ささやかな抵抗として、今でも彼女はアーチゾルテ姓を名乗ってるのだが。
事件簿の話が終わった後、精密分析を得意とする魔眼をようやっと制御できるようになり、エルメロイII世の指導もあって、研究畑でめきめき実力を伸ばすこととなる。トリムマウに人格を付与したように、「他人の魔術の上に魔術を重ねる」といった応用技術で、エルメロイにふさわしい功績を打ち立てる。

本編では描写されてないものもあるが、政治活動はかなり悪辣。そもそもウェイバーとの初めての出会いが、誘拐したところからスタートというあたりで察してほしい。あの慣れた手際は、つまりそういうことなのである。
「拙が、ライネスを嫌うはずがありません」
だからこそ、時計塔のさまざまな陰謀を知っても、グレイがそう言ってくれたことが、どれほど彼女を安心させたか。
なお、彼女がどうしてかような悪辣な手段を覚え、権力を握るに至ったかというと、とある事情で彼女に仕えることとなった執事の存在が大きいのだが、事件簿の頃には彼女のもとを離れていて未登場。

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ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 material: ロード・エルメロイⅡ世の事件簿用語辞典