死霊魔術

ネクロマンシー。獅子劫界離が使用する魔術。
死霊魔術は魔術協会の学部でいうところの降霊と呪詛の両系統に属しており、主に死体を利用・加工する術式全般を指す。魂が消えたとしても魔術師の肉体は極めて魔的なものであり続けるため、普通の死体より魔術師の死体の方が有用である。魔術師でなくとも魔性を持つ獣などは珍重される。魔獣ならば相当に強力な魔術礼装を作り出せる。獅子劫界離はそれらを用途ごとに加工している。例えば猿の手、梟の眼球、魔術師の心臓など。
獅子劫一族の作成する礼装は質が高く、何より死体を加工した礼装に付きものの「無念」「怨念」といった負の要素(威力は高まるが、その分暴走する可能性が高くなる)が欠落した使いやすいものだった。そして零落したはずの彼らは再び魔術師たちの口に上るようになった———それも、獅子劫界離の魔術刻印が毒化するまでの話だが。

Fate/Apocrypha material: Fate/Apocrypha用語辞典