ヒユドラ

ヘラクレスが踏破した十二の難行。その内の一つであるレルネーの沼において退治されたのが、九つの頭を持つとも百の頭を持つとも言われる沼の大蛇ヒュドラである。
触れた人間を即絶命させる、とまで言われる猛毒と首を切断しても即座に二つに分かれて再生する異常な再生能力の高さから、十二の難行の中でもトップクラスの知名度を持つ魔獣である。獅子劫界離は前払いの報酬として幼生体のヒュドラを受け取り、それを加工した。当初はサーヴァントすら殺しうる最終兵器としてナイフに加工したが、後になって獅子劫はセミラミスを用心して血清を作成した。
モードレッドは鎧で遮断したものの、それでも空気そのものが毒気で汚染されていては完全に防ぐことはできなかった。毒のランクとしては間違いなく最上級のA。ギリシャ神話の英雄に対してはA+まで伸びるかもしれない。

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