エンチャント

“赤”のキャスター、シェイクスピアのスキル。名文付与とでも言い換えられる。「こいつの凄さを今から吾輩が細部に渡って説明するから、どうか皆さん退屈だと思わずに聞いて下さいな」という前口上から始まる怒濤のポエム。「あらゆるものを断ち切り」で刃の鋭さが増し、「あらゆる攻撃を受け止め」で刀身の頑丈さが向上する、ただしいずれも読む者に感動を与えるほどの文学的表現が必要。
歴史に名を残した作家であればスキルであれ宝具であれ、けっこうな確率で所有するものだとか。
破格の知名度を持つシェイクスピアであれば、C〜Eランクの宝具まで作成可能。Eランクなら、そこらに転がっている石が宝具化した程度。Dランクならば近代兵器などの工業量産品程度のやる気。Cランクに至るには文豪が表現するに相応しい霊格を持つ武器でなければならない。
今回の場合、エンチャントしたのは「三池典太光世(みいけてんたみつよ)」、とある隻眼の大剣豪が愛用した、と謂われのある名刀である。Cランクも当然と言えよう。

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